トップページ > 塗替え前のQ&A
A. あなたの憧れていたリフォームは無事完成しました。
でも、しばらく経たないうちに、すぐに不具合などが出たら、ちゃんと直してほしいものですね。
最近はほとんどの会社が保証書をくれますが、いざという時、その対応に誠実さの面で違いがあるようです。
不具合の原因がどこにあるのか詳しく調べてくれて、納得のできる説明があればそれでいいのですが、明らかに自分たちのミスなのに言い訳じみた説明しかせずに逃げようとしたり、手直し工事に料金が必要ですと言う会社にはがっかりします。
これでは、いくら保証書という“紙”をもらってもあまり意味がありません。
商売人にとって、自分の商品は我が子のようでかわいいものだと言われているように、職人にとって自分が行った工事は、わが人生の一部のように大切なものです。
だからこそ、そんなところに不具合が出てしまったら、それは「大変だ」とわが子が怪我をしたときと同じ気持ちになって、対応をしていたりするものです。それを書面にしたものが本来、保証書と言われていたものです。
いわば決意と覚悟の証(あかし)。一時期の悪徳リフォーム騒動以後、大きな会社でも、高いサービスレベルでしっかりとアフターフォローをしてくれる会社も増えてきています。
世の中の会社がどんどんよいサービスを提供できるようになることは良いことです。
しかし、サービス力で負けても、仕上げた工事を我が子のように守るという思いでは負けないように、もちろん不具合が出ないように!
私たち職人は、いつも一生懸命、ただそれだけです。
A.あなたの憧れていたリフォームは無事完成しました。
でも、しばらく経たないうちに、すぐに不具合などが出たら、ちゃんと直してほしいものですね。
最近はほとんどの会社が保証書をくれますが、いざという時、その対応に誠実さの面で違いがあるようです。
不具合の原因がどこにあるのか詳しく調べてくれて、納得のできる説明があればそれでいいのですが、明らかに自分たちのミスなのに言い訳じみた説明しかせずに逃げようとしたり、手直し工事に料金が必要ですと言う会社にはがっかりします。
これでは、いくら保証書という“紙”をもらってもあまり意味がありません。
商売人にとって、自分の商品は我が子のようでかわいいものだと言われているように、職人にとって自分が行った工事は、わが人生の一部のように大切なものです。
だからこそ、そんなところに不具合が出てしまったら、それは「大変だ」とわが子が怪我をしたときと同じ気持ちになって、対応をしていたりするものです。それを書面にしたものが本来、保証書と言われていたものです。
いわば決意と覚悟の証(あかし)。一時期の悪徳リフォーム騒動以後、大きな会社でも、高いサービスレベルでしっかりとアフターフォローをしてくれる会社も増えてきています。
世の中の会社がどんどんよいサービスを提供できるようになることは良いことです。
しかし、サービス力で負けても、仕上げた工事を我が子のように守るという思いでは負けないように、もちろん不具合が出ないように!
私たち職人は、いつも一生懸命、ただそれだけです。
A.大きなリフォーム店では、工事や顧客管理がシステム化されていて、レベルの高いデザイン・プランニング、工事期間中の近隣への配慮や、工事期間の検査など、しっかりとしたサービスを受けることができます。
しかし、トータルなマネジメント料としての経費が必要になりますので、当然値段も高くなります。また、大きな会社ではそれぞれにつく担当者、工事業者もたくさんいますから、当たり外れがある、というデメリットもあります。
ある程度の標準化がされているとはいえ、ばらつきが出てくるのは否めません。一方、小さな専門店の場合は、大きなところのようにシステム化されてはいませんが、昔ながらの気心の知れたお付き合いができるでしょう。
担当者ではなく、直接職人さんと打ち合わせができたりしますので、細かい部分まで自分で見たい人にはよいでしょう。
最近は、サービス、メンテナンス、デザイン・プラン面にも力を入れてはいるものの、大手に比べたら、オーソドックスなものになる傾向はあるようですが、費用面では大手より安く、よい職人さんに出会えれば、一生お付き合いすることもできるでしょう。
あなたが「何を求めるか」によって、どっちがよいかが決まりますので、一慨には言えませんが、私たちは小さな専門店。
昔ながらの精神でがんばります。
A.最近は、お母さん方もよく勉強されて、「外壁塗装は3度塗り」、「塗った塗料の乾燥時間は夏場3時間冬場8時間」と、こんなことを物知り顔で話すお母さんも時々、お見えになります。そのようにお母さん方の外壁塗装に対する見る目が厳しくなってきているのですが、3度塗りの回数をごまかす業者はまだまだ、少なくありません。
さらに、お母さん方の目が外壁屋根塗装に向けられているそのスキを狙って、付帯物塗装(ふたいぶつとそう)も手を抜く業者がいることをお母さん方は案外、知りません。
付帯物って、どこ?
外壁塗装の場合、付帯物と言うのは、雨とい・雨戸・破風板・その他鉄や木の部分のことを言うのですが・・
たとえば、塩化ビニール製の雨とい。
これはまず、ペーパーをかけて、塗料の密着が良くなるように細かいキズを入れます。そして、雨といに対して密着性のいい塗料を2度塗りします。そうしないと、2年ほどで剥がれてきまうからです。鉄や木の場合は、下塗りを含めて3度塗りです。
しかし、面積は小さくても、細かい部分の塗装なのでけっこう手間がかかり、お客様の目があまり向けられていないので、塗り回数を減らしたり、手を抜きやすいポイントでもあるのです。
細かいところほど、キッチリと!
さらに、付帯物に塗った塗料は外壁と比べると早く痛んでくるので、外壁と同じように、いえ、外壁以上に手間をかけて作業するべきなんですね。
私たちのような職人直営の専門店では、どの部分の塗装であっても気を抜くことはありませんが、住宅塗装の実績が少ない下請けの業者さんが来てしまえば、これらをいくらお母さん方が頼んでも、やってくれないとよく聞くことがあります。そうなると・・・
結局のところ、良いリフォームは、業者さん選びに行きつく。
私たち職人から見てもそう感じます。
A.ぶっきらぼうな職人さんが、施工中、どんなことを考えているのか、気になったことはありませんか。
意外と気を使っているもの。それは・・お客さまは生活しながらの塗装工事ですから、ストレスを少なくする為のコミニュケーションが大切です。しかし口には出さず、意外と気を使っているのが養生マスキングなんです。
養生マスキングとは、窓にビニールをかけてしまう、“あれ”ですね。
昔のような吹き付け塗装ではなくて、ローラー塗装でもかなり飛散しやすいので、必ず養生は行います。ところが、場合によっては、職人たちの都合で掃除が楽なように、ガン屋(吹付け屋)養生と言って吹付け工事をする時のように窓周りをすべて覆ってしまうこともあるのです。
すると、窓が密封されてしまうため、暑い夏のシーズンやご在宅のお客さんには、かなりストレスがかかるのも事実。
そこで、お客さまのお気持ちを考えて、はきだし窓だけでも換気が出来るようにさせていただいたり、夏場はお客様の暑さ対策のために、2面ずつ塗替えをさせていただいたり、窓をふさがない涼しい養生を行ったりするべきでしょうね。
今は昔と違って・・・
昔は、職人さん上位でしたが、様々なサービスが発達してきている今の時代は、職人の世界でもお客様のために、いろいろな気配りが生まれてきているんです。
ふだん、何も話さないぶっきらぼうな職人さんも、実は、お客様のためにと、一生懸命考えているんですね。
ただそれを口に出すことは苦手なだけで・・。
A.塗替えリフォームが始まる前には、そのお宅のご近所さまにご挨拶に回ります。
「いつもお世話になりありがとうございます。しばらくの間、お隣様での工事をさせていただきます。よろしくお願いします」
その際、多くの方は「あらま、ご丁寧に。お互い様だからね」と快く返事をくれます。
ところが内心には、「うちの家に絶対ペンキを飛ばさないでよ」と警戒の気持ちがある方もお見えになるのも確か。
過去にそんな迷惑な経験をしたのかもしれません。
実際には、よほど荒っぽい業者でない限り、そんなに御迷惑がかかることはまずありません。
しかし、塗装職人や大工さんが来るとなると、お隣さんは不安です。
ですから私たちは、施工に気を配ることはもちろん、施工現場の雰囲気作りにも気を配っています。業者じみている殺伐とした雰囲気より、明るい雰囲気の方が安心してもらえると思って。
そこで・・
「明るい色のノボリ数本」「足場に付ける社名入りシート」
「きっちりと張られた飛散防止ネット」
「ペンキ屋さんの割には小奇麗な車」などをご準備させていただいております。
それでも一番大事なことは、毎日のお声がけです。お隣さんや施工宅の前を通る人にも一言お声をかけます。
「おはようございます♪」「こんにちは♪」
せっかくの楽しみにしていた我が家の塗替えリフォームも、業者さんのお粗末な対応でお隣さんやご近所さんと気まずい仲になったりしたら大変です。
塗替え作業だけではなく、そんなところも私たち職人は一生懸命がんばっておりますのでご安心ください。
まだまだ、努力向上の余地はありますが、これからもがんばってまいりたいと思います。
A.建築業界には元請け業者さんと下請け業者さんがいるのは、ご存知でしょうか?
そして、下請け業者さんというのは、よく言う「手抜き」をするような人がいるというイメージも強いはず。
しかし、本当の姿を聞いてゼッタイに驚かないでください。
通常、大手企業の下請け業者になる場合には、登録が必要です。そのときに合わせて「保証金」というものを支払います。それがだいたい、少ないところで50万円くらい、多いところではなんと800万円。その金額を支払わないとお仕事をさせてもらえないのです。
しかし、多くの職人さんなどはそれほど裕福な経済環境を持っていないもの。そうなると、頭金で100万円くらい払い、その後は、工事をするたびに差し引きされて、800万円になるまで続くそう。ひょっとしたら…
「まあ、そんなの普通だよ」と思うかもしれませんが、さらに厳しいことは、下請け業者さんが請ける工事金額です。
その額は私たちが通常、お客様直接施工で行なう半分以下。ひどいときには、3分の1以下の場合もあるんです。生活のためにだけしか残らないお金をさらに大企業の仕事をさせてもらうための保証金として入れる。(そのため手を抜くことも・・・)そしてその保証金は、20年後に返済するとか、なんだかんだと理由がつけられて、ほとんど返してもらえない保証金なのです。
実は宣伝・CMだけであなたが選ぶ有名企業のリフォームの裏には、苦しんでいる業者さんがいることもあるのです。
朝は日が昇ると同時に、現場に出かけて、夕方は日が沈むまで。がむしゃらに仕事をし、少しでも仕事の段取りを進めなければいけないので、お昼は、仲間と交代で食事。
というより、弁当をかきこむだけで済ませました。いっぷく休憩なんてありません。
なぜ、そんなに慌てるの?
なぜそんなに急がなければいけないのかというと、仕事を請けてものんびりやっていたら、材料と人件費で、赤字になってしまうからでした。
毎回、元請けが指定する材料を指定されるだけ買わないといけないのですが、それが使いきれず、事務所の裏には、新品の塗料が山のよう・・・。
さらに、このようなシステムの元で施工されたお客様が全員ご満足されているかと言ったら、そうでもないことも事実らしいです。
A. ある旅人の話です。
ある街で、レンガを積んでいる3人の職人さんに出会いました。
旅人が1人目の職人さんに「何をしているのですか?」と尋ねると「見れば分かるだろ。レンガを積んでいるんだ」と、ぶっきらぼうに答えました。
2人目の職人さんに尋ねると「レンガを積んで壁を造っているんだ」と無表情で答えました。
そして、3人目の職人さんにも同じように尋ねると、彼は笑顔でこう答えました。
「私たちは教会をつくっているのです。教会は町の人々を幸せにする大切な場所です。
私はそんな仕事をさせていただくことができて、本当に幸せです」
毎日、朝から夕方まで一生懸命働く職人さん。
しかし、同じ職人さんでも、下請け職人さんは「俺たちは上(元請け)から指示された現場で働いている」という感覚。
一方、直営店の職人さんは「私たちを信頼してくれた大切なお客様のお宅で働いている」という心構え。
どちらも一生懸命働くのですが、実は大きな違いがあります。その大きな違いとは、「目的意識」です。自分たちの仕事は誰のために、何のために行うのか、という「目的意識の違い」です。
現実に、かつての私たちもそうでした。下請け仕事をやっていた時代には、元請け会社から次の仕事も継続的にもらうために、少しでも元請けが喜ぶようにと考え、言われたとおりに仕上げておりました。お客様のためと思っても、指示されていないことは一切致しませんでした。
しかし今は違います。
私たち地元の職人は、あなたの夢をかなえるために・・・
今年も、一生懸命。ただ、それだけです。
A.スレート瓦(メーカーによってコロニアル、またはカラーベスト)の塗替えの場合、あることをしないと「雨漏り」する危険性があります。
「お母さん。たっぷりと厚めに屋根を塗っておいたからね!」・・・「あら、そうなの嬉しい。ありがとう、職人さん♪」なんて言って喜んでいる場合ではありません。スレート瓦の重ね部分のすき間も、たっぷりと塗料で埋めつくされていたのです。
これでは今まであった通気性もなくなり、以前はそのすき間から排出されていた雨水が、出口を失いオーバーフローして「雨漏り」の原因になってしまうからです。
さらには屋根裏の野地板を傷めて、最悪の場合、屋根を葺き替えしなければならないことになってしまう可能性もあるからです。
そんなことになったら、せっかくのお客様との良いご縁も切れてしまいます。
そうならないためにも専門店の職人が行うあることとは?それが「縁切り」なんです。 実はお客様との縁を切らないために「縁切り」をするのです。
ここで言う「縁切り」とは、瓦の重ね部分に溜まった塗料に切り込みを入れて、雨水の排出口を作る作業のことで、文字通り、瓦と瓦との「縁を切る」という意味なんです。
これをやらなければ、屋根の塗替えをしたことで雨もりがするようになったなんてことも・・。
最近では、縁切りをさらに確実にした「タスペーサー」という部材が出ていますので、縁切りが当たり前になればいいですね。
A.最近は、DIY(ディー・アイ・ワイ)が盛んになり、自宅を自分自身で修理したり模様替えをされる方も多くなりました。ちょっとしたペンキ塗りは、やっていて楽しいですよね。
しかし、DIYでよく使われている塗料は、私たち職人が使っているものとは違います。
業務用塗料と家庭用塗料の違い業務用では、長期にわたり高い性能が求められるのに対し、家庭用塗料では、とりあえず3年ほど持てばよいというのがメーカーの見解のようです。
特にビックリするのは、ホームセンターで売っている金属用塗料。私たちは鉄部には必ずサビ止めを下塗りしてから上塗りをしますが、家庭用塗料では「下塗り上塗り兼用」という商品もあります。
アメリカのように、ひんぱんにペンキ塗りをするのならそれでもよいのですが。
それから、DIYでは安全を重視して水性塗料が多いのですが、プロは、適材適所に油性塗料を使います。油性には2つの液を混ぜて作る2液性塗料もあって、より強い塗膜をつくり、塗装面の耐久性を保ち、材質を保護するのです。
また、DIYで使う刷毛などは、たしかに値段も安い。プロのものと比べると、10分の1以下で買える道具などもあります。
ところが、材質や作りは値段相応というところで、いざペンキ塗りに使ってみると筋が残ったり、毛が抜けて、塗装面に毛がついたり・・。
簡単そうに見えることでも、いざ真似すると意外と難しかったり、油性塗料で気分が悪くなったり。でも、そんなことも当たり前のように無口でこなす塗装職人さんって、本当はすごい人なのかもしれませんね
A.「お宅の屋根が変形している!」と2人組の営業マンがあるお宅を訪ねてきたそうです。はじめは、塗り替えをしたばかりだから、知らん顔していようと思っていたそうですが、あまりにもしつこく来るので、すこし不安になり、念のためおかけんリフォームに電話をしてこられたので、点検に伺いました。
その結果・・・やはり、問題無し。しかし、そう聞いて逆に怖くなりました。普通の顔をして、人をだますなんて許せない。このように、ひと昔前だけではなく、今でも塗り替え後に営業マンが訪問して、不安を煽り、次のリフォームを勧めてくることがよくあります。
彼らは、家が古い新しいだけではなく、「この家は、リフォームをやったばかりだから、感度が高い。だから、リフォームする家」、「このお母さんは、話を聞いてくれるいいお母さん」という判断基準に従って、あなたのお宅に行くか行かないかを決めているのです。
ですから、営業マンとは口をきかず、目を合わせずに「うちは結構です」の一点張りで、感情を交錯させずに断ることが正解です。それを悪いことだと思ってはいけません。彼らの仕事は、仕事を取ることなのだから、あなたがいち早く鬼のように言ってくれれば、次の家に行くだけなのです。
不安なときはお電話ください。すぐに対応いたします。
A.住まいの塗替えをすると時々足場に上がるお客さまがお見えになります。「危ないですから上がらないでくださいね」と言っていても、職人さんが帰ったあとや日曜日などにこっそり上るようです。
先日は80歳のおばあちゃんも足場から屋根に登っていたようでした・・汗。
そこで今回は、おばあちゃんでもできる現場中のチェックポイントを職人から直伝。さて足場には、今は見なくなった丸太の足場。そして単管を抱き合わせる単管足場、そしてビケ足場があります。ビケ足場というのは、職人さんが安全な作業をするためのスペースがある、いわゆる最近よく見る足場です。作業効率のよいのは、当然、ビケ足場でしょう。お客様は、たかが足場とお思いでしょうが、優良施工の第一歩は良い足場からです。そして次に飛散防止ネットのチェック。船の帆のように、だらんとなっていないか。隙間なく張っているか。
家の大きさはマチマチなので、どの家にもぴったりと張れるということはありませんが、それでも見た目もよく張っているかを確かめてみてください。こんなところでも職人さんの仕事への意気込みが分かりますから。
そして最後は、足場周りが常に整理整頓されているか?ということをチェック。その日の仕事が終わっても、足場や屋根の上にゴミが散乱しているというのならよくないですね。職人さんの仕事の癖がうかがえます。身の回り、足場まわりをきちんとしながら、作業だけは手抜きをするというのはなかなかできないものだと、私たちは思っているからです。
A.「あれ?今日は職人さん、お昼休みも取らずに1時を過ぎてもまだ屋根を塗っているわ」今日で塗替えリフォーム5日目。それまでは12時から1時まではお昼休みを取っていたのに、この日はお昼休みなし。
「ふ~ん。現場を掛け持ちしていて、今日のうちの作業は早めに切り上げて他に行くつもりなのね。あわててやられても困るわ・・・」と、不安なお母さん。
すると職人さんたちは、2時から3時までお昼休みを取り、結局5時過ぎまで外壁の作業をしていました。不思議に思い職人さんに聞いてみると、「あ、ご心配をかけてごめんなさい。これから寒い季節になると、夕方から急に冷え込んで屋根の表面が夜露で濡れてしまうんです。」と言いました。
夜露で濡れる・・・?
実は、屋根を塗ったあとの乾燥中に夜露に濡れてしまうと、仕上がった時に艶がなくなったり、部分的に白っぽくなったりしてしまうんです。
そればかりではありません。色あせが通常より早くなったり、めくれの原因になってしまいます。だから、屋根塗装は寒い季節には午後3時頃までに塗り終わらなければいけないのです。
大事な家を守る屋根の耐久性にかかわってきますから。
そうです。職人さんたちはお母さんのお家のことを考えて、時間差塗装をしたのですね。
ただ、下請け職人さんたちは、「そんなことはおかまい無し!」ということもあるようですが・・・。
A.寒い冬ですけど、最近冬にリフォームをするという賢いお母さん達が増えています。
この時期、賢いお母さんが塗替えをする理由は、まず冬は、気候が乾燥していて、壁が塗料をたくさん吸収しますので、建物のためには最高の時期というのが1つ目。
そして塗装中は足場で建物を囲い、窓がテープでふさがれてしまいます。気候の良い時期ですと、窓を開けて換気をしたくなったり、「暑苦しい・・。」と家族の方が嫌がるものですが、冬場には「少し暖かったわ。」なんて喜ばれたりして、冬の寒さを減らす効果があるので2つ目の理由です。
そして、3つ目に冬は職人さんたちは比較的時間に余裕があるので忙しい時期よりも丁寧に塗ってくれるそうです。
そりゃそうですよね。時間に余裕があるからと言って夕方早く会社に戻っても親方に叱られるだけだろうし、それなら現場で手間暇かけて塗装をしている方が楽しいというのが職人たちの性分でしょう。